過去最高の黒字会社(日本総合地所)が倒産?!

マンション分譲大手の日本総合地所は2月5日、東京地裁に会社更生手続き開始を申し立てた。業界第6位の大手であり、昨年3月期の決算で売上高が1189億円、最終利益が46億円(過去最高の黒字)であった。負債総額は2142億円(年間売上高の1.8倍)だが、これまた黒字倒産。次のいずれのマンション分譲会社の倒産も、黒字倒産であった。

・昨年11月「民事再生」申請のモリモト;負債総額1615億円(年間売上高の1.37倍)

・昨年8月「民事再生」申請のアーバンコーポレイション;負債総額2558億円(年間売上高の1.05倍)

・昨年7月「民事再生」申請のゼファー;負債総額949億円(年間売上高の1.17倍)

負債が確かに多い。しかし、物件購入→開発・建築・リノベーション→再販のサイクルが2〜4年であるから、債務が年間売上高の2倍以内なら健全、とKabは思う。

どれもこれも倒産の原因は「資金繰り」とのこと。現在の「金融危機」の真の発生源はやはり「金融」である。あるいは現在が黒字でも数年後に大赤字に転落するであろう企業を、今キズが浅いうちに、予防的に倒産させてしまう、ということも言える。その「金融」に政府は公的資金を導入すると言っている。好転して欲しい。否、好転してくれなければ日本経済全体が困ってしまう。

商工ローンのSFCGも倒産

商工ローン大手のSFCG(旧商工ファンド時代には、違法な融資とりたてで国会でも問題になった)が2/23に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約3380億円。昨年9月リーマンブラザースからSFCGへの融資が全額引き上げの中で、SFCGは資金繰りが逼迫していて「危ない」との噂は昨年秋から流れていた。

弊社が解決した競売差押の任意売却でも、その所有者が中小企業経営者であると必ずSFCGの根抵当権仮登記が後順位に登記されていたので、、何十回となくSFCGと交渉したことがある。抵当権の先順位・後順位という抵当権の常識的な議論にのってこない会社であったので、交渉は大変難しかった。