「海賊とよばれた男」(上)・(下)を読みました。

100%民族資本の石油会社である出光興産の創始者の出光佐三さんの一生を書いた本で、3年前に刊行されているのに、うかつにも今読みました。

Kabは石油メジャー「エクソン」(この本の中ではスタンダード石油)に、一生の因縁がある(詳しくは拙著「無駄な経験は何もない」をご参考下さい。)から、この(上)・(下)を一気に読んでしまいました。

特に、

  1. 1945年(昭和20年)第二次世界大戦直後、アジア各地で敗戦を迎えた社員約1千人を「ひとりの馘首もならん」と首切りをしなかったこと。
  2. 常に消費者と社員のことを第一に考え、石油業界のヤミカルテルに同調せず、石油メジャーの言いなりにならず、日本の石油販売の約15%のシェアに上昇させ、そして徳山、千葉、姫路に製油所を建設したこと。
  3. 1953年(昭和28年)イギリスから経済封鎖されていたイラン石油を自社のタンカー日章丸(1万9千トン)で日本に持ってきたこと。

は、感動・感激そして何回も感涙しながら読みました。

すさまじい妨害や困難があっても真正面からぶつかって、乗り越えていった出光佐三さんは、とてつもなく大きく、深く、高い人間愛を持っていたからに他ならないと思いました。