原油が60ドル/バーレルに下落は悪いことですか。

「原油続落、一時65ドル台」とマスコミで騒がれている今日この頃です。

原油下落は誰にとって、どのような問題なのでしょうか?

16年前の1998年、ドバイ原油は1バーレル(約159L)17.08ドルでした。

65ドルでもボロ儲けです。石油の99.6%を輸入している日本の我々には歓迎です。その分エネルギーコストが下がり、また石油化学製品を安く製造できる。そうなると日銀は、インフレ目標2%に到達難しいと言い出すようですが、原材料が安くなることを歓迎しない、とは本末転倒だね。

労働賃金を下げさせることを原因とするデフレのみを退治すればよいはずです。

原油安なのに、「インフレ目標2%」だけにこだわるのがおかしい。

1960年は1ドル/バーレル近くでした。

エクソン、モービルやシェルなどの国際石油資本(かつてkabはエクソンの子会社でサラリーマンをしていました)の所業により、1ドル/バーレルまで一方的に値下げさせられる等に危機感をもった石油産出国のイラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラがOPEC(石油輸出国機構)を設立した。

1974年に石油ショックが起き、原油は暴騰したが、それでも原油価格は2〜3ドルから10〜12ドルに上昇したに過ぎない。

価格というものは需給バランスで決定されると言うものの、どう考えても1978年のイラン戦争(別名イスラム革命)、1980年のイラク対イラン戦争の時に暴騰した30〜40ドルであれば原油産出国に十二分に利益をもたらすと思う。

1999年のアジア通貨危機の時の9ドル台にせよ、とは言わないが、60とか65ドルでも高すぎる。日銀も日本政府も、「異次元の金融緩和」を超える行き過ぎの金融緩和で極端な円安誘導をするより、原油価格等の原材料費を適切に安くさせることの方が、よっぽどアベノミクスの第三の矢(みつや)を成功に導きます。