家庭でも戦略的思考が必要ですね!!

 しばしば、あるいは時々、Kabは社員に「戦略的思考をせよ」と言います。例えば『将を射んと欲すれば先ず馬を射よ!』の思考です。

※大きな物を攻撃したり手に入れようとしたりするなら、先にその周辺にある小さなものを攻めるべきである(広辞苑)

 Kabが経験した、問題のある夫に関する家庭での戦略的思考の例を紹介します。(尚、実例には基づいていますが、プライバシー保護のために、若干脚色しています。)

(1) 夫の両親に訴えて(夫の浮気を逆手にとった・成功例)

 A夫は長男で、マザコンの気があり、A夫の母の言う事にはなんでも「はい、はい」でした。酒乱ではないもののお酒が入ると、A妻にからむ、時にはDV(ドメスティック・バイオレンス)でした。A夫は単身赴任しました。A妻はほっとしましたが、A夫は夜、その会社の社宅に戻ってこないことが、たびたびありました。A妻は八方手を尽くして調べたら、A夫はほとんど毎晩ある女性宅に行って、時々泊まっていたことがわかりました。

 そこで、A妻は先ず子供たち(中学生〜大学生)に概要をよーくお話しし、全員を味方につけました。次に、A妻は、A夫が長男という立場を考えて、A夫の父(比較的社会的地位の高いある要職を定年退職していた)に訴えました。「(A夫が)浮気しています。これではA家はダメになります。私はA家を守りたい」と訴えました。(A夫の母に訴えなかったことが、戦略的思考、とKabは思います)

 すると、現役中は人に謝ったことがないほどの誇り高い(A夫の)父はA妻に謝りました。そして、A夫の父はA夫を呼び、「浮気をやめないなら、お前には何も相続させない」と厳しく言明しました。A夫は、あわてて浮気をやめ、その後はすべてA妻の言いなりの人生となりました。A夫の最大の味方であったA夫の母も亡くなり、A妻は『A家を守ったのは私の功績』と堂々とA家を仕切っています。A夫は小さくなって、A妻に従っています。

(2) 『自分が我慢すればよい』と暗い人生

 B夫は、1回だけでなく、何回も浮気をしました。のみならず、自分の趣味の釣り(お金のかかる外洋の大型釣り)をやめません。その為、B妻に渡す生活費は少額で、B妻は子育てしながら働かざるを得ませんでした。B妻は、洋服も買えず、美容院代も自分の働いたお金を工面するしかありませんでした。B妻は、B夫に訴えましたが、B夫は開き直るだけでした。B夫は子供には優しくて、釣りにはよく連れていきました。B妻も連れていきました。(悪く言えば、B夫の趣味に家族をまきこむだけ。)B夫は、給料の額をB妻に知らせず、好きなだけ自分の趣味に浪費し、家事も一切しない横暴を続けました。このような自己中夫にかぎって、自分に自信がないせいか、妻に「携帯を見せろ」とさらに横暴を言い、妻には全く人権もプライバシーもなくなってしまう。

 B妻は子供たちを味方につけることも、自分の両親に窮状を訴えることさえもせず、「自分が我慢すれば、すべて丸くおさまる」として、身体も神経も極限まで酷使しながら、家事にパートにトコトン働き、そしてもともとの明るい性格が消えてしまい、暗い人生を続けています。とかく、負けず嫌いで誇り高く生きようとする女性ほど、人に弱みを見せたくない、負け犬と思われたくないと誤まった考えになってしまい、横暴・浮気夫の処理を「沈黙する」形で黙認してしまいます。

 こうして、B妻は、『よく働く妻』、『我慢強い母』という評価とともに、身体はボロボロになりながら人生の終盤を迎えようとしています。

(3) DV夫を子供たちと一緒に退治!!

 子供がいない場合、DV夫からは妻は抵抗も何もせずに、先ず逃げることとKabは思います。子供がいたら、むしろ積極的に子供を味方につけて、妻プラス子供たち連合軍を強固に作ることと思います。

 DV夫の唯一の『相談役』であるDV夫の母と言えども、孫の意見に耳を傾けざるを得ないです。その孫(つまりDV夫の子供)の意思が抽象的でなく具体的であればあるほど、DV夫の母と言えどもDV夫をかばうことをしなくなります。その為には、妻は子供たちに事実を隠さずできるだけ具体的に説明すべきと思います。手始めに妻と子供たち連名でDV夫に手紙を書き、その住まいの名義を婚姻後20年経た配偶者への贈与2千万円控除を利用して妻にかえました。

 こうしてDV夫を完全に孤立させた上で、被害者の妻はじっくり弁護士に相談するなり、自分の両親に相談するなりよりよい解決方策を決めることができるでしょう。DV夫に対して、その妻が泣き寝入りやおとなしく萎縮すればするほど、DV夫はさらに加虐的になるようです。

<Kabの結論>

 所詮、戦略的思考をする女性に、男は勝てない。その女性がしかも捨て身でぶつかってきたら、尚更勝てない。男は降参するしかない。

 やはり、男は女によって生(行)きさせられている、が60年間生きてきたKabの結論です。

元始、女性は太陽であった〕(平塚雷鳥)